《セッション内容》 NLP(実践心理学)・心理療法・数秘学・統計学                             レイキヒーリング・コーチングを使って                      ●繰り返す自分のパターン(魂のクセ)に気付く                              ●持って生まれた得意分野・才能をじゅうぶんに知り認める                      ●マイナスの思考パターン、思い込み、制限、トラウマをNLPワーク                     レイキヒーリングを使って外す                                     ●愛・光り・平安でじゅうぶんに包まれる体験をしその感覚に                       いつでもつながることができるようになる                                ●魅力・才能をじゅぶんに発揮できる状態になる                             ●今何をするのかを明確にしていく                                                     《開催場所》                                    霧島市【忘れの里 雅叙苑】・【ホテル京セラ】                                鹿児島市【城山観光ホテル】にて開催                             

旗を掲げよ

2010年09月22日

旗を掲げよ




当日の朝・・・
私は少し緊張していた。

『今日で私のいのちも終わるのか・・・』

洗面所で 鏡に映る自分の顔をじっと見つめる
ドクン、ドクンと波打つこの胸の鼓動を感じる
髪から かすかに感じる ベルガモットの香り
やがてこの感覚がなくなって自分は消えていくのか・・・
もの悲しさやせつなさ・・孤独・・・自然に涙がこぼれてきた。


   NLPマスタープラクティショナーコースにて
        魂プレゼンテーション

『あと10分で 自分のいのちが終わる・・・・

そのとき何を感じ 何を目の前の23人に伝えるのか。』


私たちはこの日の為に とてつもない時間をかけ NLPを学び
コーチングを実践し、そして 家族の支えを受けながら ここまでやってきた。

ひとりひとりが 自分とつながって 頭で考えることなく
『ハート』 から 『腹』 から 湧き上がるものを言葉にし
次の人へと魂のバトンをつないでいく。

幼い頃に味わったせつない別れや物悲しさ・・・
怒りでしか自分を表現することのできなかった弱さ・・・
自分がいい子にするから 両親に仲良くしてほしいと
我慢することを誓ったあの日・・・・
こうあるべき、と レールを敷くことで
楽しむことを忘れてしまっていた自分・・

みなそれぞれに 自分と正直に向き合ってつながって
そして聴き手、その場と一体となる

皆 何を話そうかと考えることをいっさい手放し
目の前の 素晴らしい方々の存在を 
ただ ただ尊く美しく感じて
そして私は魂のバトンを受け取った。

あと残り10分・・・
もう少ししたら 自分の大切な人たちと別れなくてはならない。
パパや子供たちともう少し一緒にいたかったな・・
もう この手も冷たくなって あなたの温もりを感じることができなくなってしまう。
もっと もっと たくさん抱きしめたかった・・・
もっと多くの人たちの温もりを感じたかった・・・
だからわたしは この仕事を選んだんだなあ・・
パパ、子供たち・・
これから何か悲しいことやつらいことがあっても
もうわたしは あなたに何か声をかけることも
背中をさすってあげることもできなくなってしまう
それがとっても悲しいよ・・・

そのとき わたしは 高校1年のときに起きたJALの御巣鷹山墜落事故を思い出した。
乗員乗客540名のうち生存者4名だったあの事故は 今でも鮮明に記憶に焼きついている。
まさか、安全な飛行機が、どうして・・・毎日繰り返される悲惨な映像の繰り返しに
胸を痛め 客室乗務員になりたいとなんとなく感じていた私は 
複雑な思いでニュースをみていた。

夏休み明けのある日 ホームルームにて シスターが
この墜落事故で亡くなった方の遺書を紹介した。
それは 52歳の会社員の方で 奥様・息子さん・娘さんにあてたものだった。
ぐるぐる旋回しながらまっさかさまに墜ちていく飛行機の中
まさに『死の10分前』に走り書きした遺書。

これから3人仲良くやっていくんだよ。
昨日いっしょに食事をしたのが最後だったとは
もう飛行機にはのりたくない
パパは本当に残念だ
つよし、しっかりたのんだぞ(当時小学生か中学生だった息子さんへ)
ママ 子供たちをよろしくたのむ
本当にいままで 幸せな人生だったと感謝している

確かそんな内容だった。

突然迫った死の10分前に
「本当にいままで 幸せな人生だったと感謝している」
といえたこの方は なんて素晴らしい生き方をされたのだろう・・

当時 学校が勉強が 嫌で嫌で高校を編入したいと考えていた私は
最後にそういいきれない自分に直面し、動揺した。
衝撃が走った・・・

それから毎日一日の終わりに布団の中で
当たり前なようで当たり前でないこの日を無事に過ごせたことに
感謝をするようになった。
とことん全力でやってみよう!やりつくしてみよう!と思うようになった。
客室乗務員になる!と決意をした。
人生最後に幸せだった!といいきれる人になろうと決めたのだった。

そしてそこから今の自分・・・
一日が終わり 目を閉じるそのとき
「このまま明日 目を明けることがなかったらどうしよう・・・」
そばに寝ている 子供たち、主人・・
冷たくなってしまったらどうしよう・・・
不安で不安でたまらなくなった・・
ひとりぼっちになってしまうのではないか・・
こわくてこわくてたまらない。

まだ まだだ・・・私。
まだ まだ 人生最後に幸せだった!といいきれる人じゃない・・
いつになったら 私はあの人みたいになれるのだろう
理想の自分になれるのだろう
見えないゴールに向かって走り続けるつらさ
理想の自分になれない苦しみ・・・

そんな自分に1通のメールが届いた。
それは 今与論に住んでいる ともにNLPを学んだ友人からのメールだった。

「ふわりちゃん、今どんなこと感じてるのでしょうね?
 よい一日を。
 わたしは マスターコースみなさんの存在を心で感じながら
 与論の空を見上げています。」

わたしはすぐに 部屋のカーテンを開けて空を見上げた。

つながってる・・・・
そうつながってる・・・
わたしはひとりじゃない。

涙が次から次へと溢れてとまらない・・・
やがて私は号泣していた・・

そのときわたしのまわりに 彼女だけでなく
たくさんの仲間の顔が浮かんだ
私を送り出してくれた主人や子供たちの顔がうかんだ
父や母 おじいちゃん、おばあちゃん、
そしてそのひいおじいちゃん、ひいおばあちゃん・・・
ずっとずっと続くご先祖さまを感じることができた
多くの多くの 自分を支えつながってくれている人たちの顔が
自分を中心に渦をまいてどんどん広がっているのがわかった

もうじゅうぶん 私 がんばった・・・
ほんとにじゅうぶん がんばってきたじゃない!
こんなに多くの人とつながって
ほんとによく頑張ったよね・・・

初めて自分を許して ほめてあげることができた瞬間だった。


魂のプレゼンテーション・・・
これは これからの自分への宣誓の場
魂の誕生日を迎える場だった

わたしは もう 自分をごまかして生きていくことはしない
だれかの顔色をうかがうこともしない
自分を通して 多くの人が幸せになる、そんな仕事をしていきたい
そんな生き方をしていきたい
偽善者だと思われてもかまわない
そうやって生きてきたい、それが使命だとわかったから

私はあの日 魂の誕生日を迎えることができた

与論の友人が焼いてくれた 誕生日ケーキを
喜びに満ちて 仲間とともに味わった

    『 旗を揚げよ 』
次のテーマはこれだ・・・
さあ 新しい船出!
どこに向かうのか 今はまだわからない
けれども本当に ワクワクしている
魂が震えるぐらいに・・・

ありがとう パパ・子供たち
ありがとう お父さん・お母さん
ありがとう ご先祖さま
ありがとう 仲間たち
ありがとう わたしの人生に関わったすべての人たち
ありがとう これから関わる全てのひとに

もしものことが自分にあったら
もうわたしは あなたに優しい言葉をかけてあげることもできなくなる
そっと背中をさすることもできなくなる
だけど 感じていてほしい
ずっとずっと あなたのそばにいることを
あなたが私をいつか思い出すことがなくなってしまっても
それでもずっと あなたを見守りつづけていることを
あなたの子供や孫ができて あなたがこの世にいなくなってしまっても
わたしたちは ずっとずっとつながっていることを
そのことを感じていてほしい

今なら言えるかもしれない
幸せな人生だったと感謝していると・・・


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Posted by ふわり幸せ専門家・深見和代 at 22:24│Comments(8)ふと思うこと
この記事へのコメント
ふわりさんへ
今でも、飛行機事故は、思いだしても、悲しい出来事です。
ふわりさんが、今、思い、悩み、伝えて行きたい事がわかります。
魂は、繋がっていると信じています。
Posted by 夢人 at 2010年09月22日 23:44
素敵な文章でした。ありがとうございます

私も、今の夢が見つかったのは、「このまま人生終わっていいのか?自分が死ぬとき、何人の人が悲しんでくれるのか…」そんなことを感じたことがきっかけでもありました。

色んな人に感謝しながら、毎日を懸命に生きたいものです


ふわりさんのブログを読んで、再確認させられましたありがとうございました
Posted by ユゥ*aromalife at 2010年09月23日 06:55
ようこそ☆夢人さま
魂はつながっている・・・
スピリチュアルなことではなく ほんとうにそう感じたときを過ごせました。
夢人さんとのつながり・・感謝しています☆
Posted by aromaふわりaromaふわり at 2010年09月23日 09:05
ようこそ☆ユゥ*aromalifeさま
>色んな人に感謝しながら、毎日を懸命に生きたい
そんな*aromalifeさんの気持ち、ちゃんと伝わっています☆
これから続くたくさんの軌跡・・・楽しんでいきましょうね。
Posted by aromaふわりaromaふわり at 2010年09月23日 09:09
aromaふわり さん
   

私は30歳の頃、病院で危篤状態になり
枕元には妻がいましたが、不思議と穏やかでした。

多分、まだ死なないと自負していたようです。
 今、生きているのは、その時からの延命線上と思っており
日々がてとも楽しいので、いつ死が来てもと思っていますが
旅立つ10分前は・・・分かりません?

この世に生まれてきたこと自体が、もの凄い幸せだと思うので
人間に生まれたこと、先祖(両親)や家族に感謝です。

12回も入院を経験すると怖いものはないような?
  生きている今を楽しく生きることにいたしましょう!
Posted by トカラトカラ at 2010年09月24日 07:43
こんばんは
毎日 記事を見させて頂いてました。
ふわりさんは 高校の頃から 命に対して真剣に考えて来られたんですね。
死を突然に向かえた義母の事をふと思いました。くも膜下出血で倒れ 主人にも身近な人にも別れの言葉を言う事もなく 一人で亡くなってしまった義母。。
たとえ10分でも 別れの言葉を一言でも 大切な人に伝えられたら 幸せなのかもと思いました。

生きているうちに 大切な人には 伝えておきたい事は伝えておけたらいいですね。。
うまく 書けませんが
貴重な体験記事 見せて頂き ありがとうございました
Posted by 比呂 at 2010年09月24日 20:09
ようこそ☆トカラさま
いろんなことがあったんですね・・・トカラさん
>この世に生まれてきたこと自体が、もの凄い幸せだと思う
そうですね、私ももしかしたらこの世に生まれていなかったかもしれないので心からそう思います。
それにしても12回も入院とは・・大変でしたね。
Posted by aromaふわりaromaふわり at 2010年09月24日 23:05
ようこそ☆比呂さん
お義母さまは お別れの言葉もなく逝かれてしまったのですね・・・

今年の春亡くなった巨人の木村拓也コーチのことをブログに書いたとき 家族で突然の死について話ました。いのちについて真剣に話したのは 恥ずかしながらこのときが初めてだったかもしれません。
毎日が 最後の一日のように精一杯愛情をこめてお互いに支えあいながら生きていきたいです。
Posted by aromaふわりaromaふわり at 2010年09月24日 23:12
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